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​モトハウス

2021〜2023

敷地は北と東からの 2 本の細い道の突き当たりに位置する。戦後に祖父が移り住み、30 年前に東西に分筆されて東を残し、今回さらに分筆することとなったので南北に分け、2 本の道を繋ぐような南の敷地を残して住むことにした。今後も自分の敷地同様、周辺も同じような分筆は繰り返され過密していくだろう。 建て込んだ住宅地においても道は恒久的な空地として担保されるだろうから、1 階では 2 本の道をそのまま引き込むこ ととし、2 階でも窓を道の正面に対峙させるようにした。床 のレベル差によって内部はいくつかの場所に分かれるけれど、基本的にはワンルームとして、どこからでも道を介して遠くまで風景が抜けていく開放的な室内を構成した。

敷地 : 東京世田谷区

​用途:住宅

敷地面積:145m2

建築面積:90m2

延床面積:105m2

規模:地上2階建て

構造:木造

構造設計:金箱構造設計事務所​

​写真:中山保

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