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​Renovation K

2016

敷地 : 東京都目黒区​

用途:住宅(マンション住戸の改修)
延床面積 : 120m2
規模:地上3階建ての1階

構造:壁式RC造

担当:澤井源太

 

写真:田沼大輔

1990年代に建てられたマンション住戸の改修。
既存のプランニングは所謂マンション的で、一定サイズの寝室、居間など諸室を全体の面積に応じて間仕切られたものだった。(なぜかトイレが2つあった)今回の住人も夫婦+子2人の典型的な核家族ではあったが、子どもの年齢を鑑みて、どちらかと言えば個々のプライベートなスペースを確保することよりもお互いに目が届くことが重要であったので、なるべく不要な壁は撤去しておおらかに空間を繋げている。
特に改築前はコンベンショナルな幅員の廊下だった場所がトイレや収納を撤去することで間室とも言えるスケールの場となり、主室と室を繋ぐ機能を表象する「廊下」の意味を曖昧なものにしている。このように廊下を排して室として並列させた結果として、住宅全体の空間にある種の連続性が生まれている。

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